ひらがなの朝 高階杞一
時間を言えば
いつも
時間通りに起こしにきてくれる
顔をぺろっとなめて
起きる時間ですよー
って
初夏の朝
カーテンのすきまから
明るい陽射しがさしこんで
まだ寝ぼけ眼のぼくに
君は
しっぽをふって
満面の笑みで おはよー
と言う
おはよー
とぼくも君に言う
やわらかな
ひらがなの朝
もう遠くへ旅立ってしまった君と
ひととき
夢の出口で過ごす
遠くはなれても
思い続けていれば きっと
いつでも会える
新聞に載っていました。高階杞一さんの詩集を読むぞって、思いました。
今度のお花は我が家の白いアジサイ
庭にはヒキガエルがいました
梅雨入りももう少しですかね